ジョン・ウィック:パラベラム

 

ニンジャにバンバン

 

「コンチネンタル」のルールを犯してしまったジョン・ウィック。組織から追い出され、その首には莫大な賞金を掛けられてしまう。ジョンに関わると反逆者として見られてしまうため味方も居ない。次々と襲い来る暗殺者にジョンはまたも孤独に立ち向かう。

 

ジョン・ウィック』もついに3作目。相変わらず鬼神の如き殺しっぷり。新たな因縁も多数明らかになって物語はクライマックスかと思いきや、トゥビーコンティニュード。ジョンの体力並みに話も続いていく。それにしても日本のイメージってなぜああなるのかっていう。平家。

フッド:ザ・ビギニング

 

 ロビン・フッドって知ってる?

 

一領主として平和な時を過ごしていたロビン。突然の徴兵に遭い、十字軍として兵役をこなすも故郷に帰ってくると領地は没収、恋人も去っていた。敵は悪政を敷く州長官だった。失われたものを取り戻すべくロビンはフードを被る。

 

ロビン・フッドというと弓の名手というぐらいしかイメージはなかったが、この映画で描かれるのは、弱きを助け強きを挫くねずみ小僧的義賊の男。勧善懲悪の王道話で分かりやすいが、コンパクトすぎてそれ以上でもそれ以下でもない。ロビン・フッドっていう人物がどうにもピンと来ないのも拍車が掛かる。

劇場版 おっさんずラブ 〜LOVE or DEAD〜

 

裸のどつき合い

 

香港出向を終えて東京へ帰ってきた春田に次々と災難が降りかかる。リゾート開発と地上げ、新たなラブ、記憶喪失、花火大会、陰謀と爆発。強力なライバルが出現し、春田は牧との関係を見つめ直す。春田と牧の間に残るのは愛か死か。

 

ドラマ版ラストからの続き。登場人物が増えて春田の周りはより一層熱いことに。爆発炎上など劇場版らしい演出は気合が違う。部長は安定の面白さだお。ドラマ版の空気感そのままなのが素晴らしい。稀代の爽やかおっさんラブコメディ。良作!

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

 

永遠なのか 本当か

 

テレビドラマで人気を集めていたリックだったが、映画界への進出は容易なものではなかった。リックのスタントマンを務めていた相棒クリフと共に一旗上げようともがくも、ハリウッドでこれ以上得られるものは無さそうだった。苦悩の果てに選んだ新天地、そしてある夜の事件が二人に与えるものは…

 

二大スターの共演がまさに表と裏。しかも落ち目の俳優とその影武者的存在っていうところが醍醐味。実際の事件を基にしたおとぎ話で、境界が曖昧になる感覚が持てた。金切り声に支配されるラスト数分の狂気。なんだかんだ思う所があるだろうけれど、この2人の掛け合いが見られただけでも価値は十分にある。

MONSTERZ モンスターズ

 

化物って言うなー

 

目に映る人間を操ることができる能力を持った男と、その能力が効かない超回復力を持った男。偶然出会ってしまった二人。犯罪を平気で犯す眼力男に対し、絶対に許さないと追いかける超回復男。人知を超えた能力者の因縁はどの様な結末に向かうのか…(コピペ)

 

『超能力者』のリメイク。本当にツッコミどころが多すぎる。先に観たのはこっちだけど、振り返ってもう少しリメイクの仕方を考えてくれよと言いたい。個々のエピソードを無理矢理に落とし込んだというか、それならいっそ独自にした方が良かった。ラストも…。役者頼みすぎる。キツイ。

超能力者

 

目ヂカラすごいねって言われません?

 

目に映る人間を操ることができる能力を持った男と、その能力が効かない超回復力を持った男。偶然出会ってしまった二人。犯罪を平気で犯す眼力男に対し、絶対に許さないと追いかける超回復男。人知を超えた能力者の因縁はどの様な結末に向かうのか…

 

先にリメイクの『MONSTERZ』を観てから観た。色々とよく分からない部分はあるけど、こっちの方がまだ説得力はあるかも。ノーリスクな能力使いはやっぱり悪だと思うので、この結末も納得。『MONSTERZ』がやばかったので大分まともに見えた。予告が気になって観るならこっちを観て欲しい。

チャッピー

 

私が死んでも代わりはいるもの…

 

犯罪に対して生身の人間ではなくロボットを投入する時代。画期的なAI戦士を作り出した創造主ディオンは、ついに感性を持ったAIのプログラミングに成功した。会社に秘密で廃棄予定のロボットにAIをインストールしようと試みるが…

 

予告やタイトルから受ける印象と違って、意外と深いテーマを描いた作品。伏線をさらっていったラストには予想の上を行かれて思わず拍手。ゲーム的な設定とか、オタク心をくすぐりまくる。憎い。なんだかなぁと思ったギャングの絡みも、通しで見たら許せる風味。快作!