ジョン・ウィック

 

眠れる獅子を起こすな!

 

裏社会の絶対的ハンターとして恐れられていた男ジョン・ウィック。愛するものを手に入れ闇の繋がりとも縁を切ったはずだったが、世界は彼を切り離してはくれなかった。絶望の中に見えた光すらも奪われた男は、標的を探し淡々と牙を剥く。

 

愛犬が殺され、愛車が盗まれた。犯人絶対許さねぇとジョン・ウィックが単身で粉砕しにいくハチャメチャムービー。ツッコミだしたらキリが無いと思うが、キアヌの存在感とこの世界観のお陰で強引に納得させられる。と言うかキアヌ=ガンフーなんだろうか。冒頭のグルグルシーンはラストバトルで回収されるので…。

キングスマン:ゴールデン・サークル

 

“Country roads, take me home”

 

イギリスのKingsman本部が突如爆撃され組織もろとも壊滅状態に陥った。難を避けたエグジーは亡きガラハッドの座を受け継ぎ、アメリカのKingsmanこと表向きは醸造場の“Statesman”に協力を求める。アメリカ流と揉めながらもエグジーは仇敵を目指し、裏で密かに進んでいた世界的なテロとまたもや対峙する。

 

死んでないハリーと言い、死んでいく重要人物と言い、ことごとく掻き回していく2作目。エグジーの成長を喜ばしく思いたいところはあるんだけど、キングスマンと言ったらやっぱりハリーを見たいというのが正直なところ。見たかったハリーの勇姿と裏腹に、脳内に残ったのは怪鳥エルトンの暴れっぷりと、悪役ジュリアン・ムーアの不気味な笑顔。

キングスマン

 

“Manners Maketh Man”

 

ロンドンにあるKingsmanという名のテーラー。その実はスパイ機関なのである。主人公エグジーは、今は亡き父が身を呈して命を助けたという縁から、Kingsmanのハリーにスパイとしてスカウトされる。困難を極めたスパイ試験を終えてKingsmanとなったエグジーだが、その目の前には世界的規模の壮絶なテロ計画があった。

 

インテリおじさんがスタイリッシュに暴れまくる!未来的なスパイガジェットが楽しく、円卓の騎士的な設定とかオタク心をくすぐる要素が満載。大半はコミカルに描いてるけど、割とバイオレンス色も強く、両足を剣にしちゃってる狂気のキャラや、首から上を爆発させるとかやばい演出もあったりして、その辺は温度差が人によっては出るかも。Kingsmanのメガネが欲しすぎる!

ヒットマンズ・ボディーガード

 

最強のヒットマンのボディーガード!?

 

主人公のマイケルはトップランクのボディーガードだったが、とある任務でクライアントが目の前で殺されるという失態を犯してしまい、キャリアはどん底へ。やさぐれてしまったマイケルの元へ、裁判の証人として護送中の超極悪犯罪者キンケイドを守ってほしいという依頼が舞い込む。

 

凄腕のヒットマンを狙う悪者から守るという壮絶な話。守られる側が守る側よりも上を行く感じで二人の関係は師弟にも近くなるけど、お互いプロだから妙な友情も芽生えたり?してラストまで面白い。終盤、裁判所に向かう道中、水路でバイクやボートが爆走しながら銃撃戦するところは、どう撮ってるのかメイキングが見てみたい激アツ必見ポイント。

メン・イン・ブラック:インターナショナル

 

帰ってきたメン・イン・ブラック

 

子供の頃からエージェントになりたかった夢を半ば強引に叶えたM、MIBトップエージェントのHにこれまた強引にくっつき、宇宙最強兵器を探す任務へと出動する。凸凹コンビが活躍するその裏には、MIB内部でうごめく陰謀があった。

 

あのMIBが帰ってきた!サングラスに黒スーツ、そして武器やガジェットたち。話の伏線バレバレやん!と思いつつも世界観はやっぱりクール。主人公2人については前作までのイメージが強すぎて、ヒーローとゴールデンルーキーではあるけど、個人的に異性同士っていうのがモヤモヤどころ。不意にレクサスが登場して一切関係無いのにタイムリー感すごかった。

リム・オブ・ザ・ワールド

 

問題児?4人組がエイリアンから世界を救う!

 

エイリアンにいきなり襲われてしまった地球。世界全土はほぼエイリアンの手に落ちた。残る希望は“エクスカリバー”と呼ばれる最終兵器のみ。最終兵器の暗号キーを研究所へ届けるようにと託された主人公アレックスが、エイリアンに追われながら仲間たちと共に旅をする。果たしてアレックスたちは世界を救えるのか!?

 

エイリアンをはじめほとんどの内容に説明が無く、最初から最後まで一気に突っ走る。4人組それぞれのトラウマを解消して成長する要素もあるけど、あっという間にエンディングへ向かうので重い印象も結構あっさり目。深く考えずお手軽に見られて子供向けかな〜とも思ったが、セックスやチンコなど言うのでちょっと考えた方が良いかもね。終盤の唐突なadidasアピールがすごい。